最近は恵比寿の阿夫利(あふり)が美味しい (10/02/08)
  
  最近、音楽を聴かなくなってはいるけれど、やっぱりいい演奏を聴くと
  耳が反応する。最近はなんだかボーカルやギターのカッティングに
  絡みつくようなリードギターが凄く好きだ。きっとそういう時期なんだろう。
  
  心地よいカッティングと、それに絡みつくリードギターが織り成すハーモニーは
  美味しいラーメンに似ている。スープに絡みやすい麺、麺にマッチするスープ。
  Ah、しあわせ。
  
  かなり前だけど、吉祥寺の佐世保バーガーで、そんなギターが流れていた。
  店員の方に「なんて曲?」と聞くと、ボブ・マーリーの曲だと教えてくれた。
  
  で、色々調べてみたのだけれど、全然ボブ・マーリーの曲で見つからない。
  結局、息子のジギー・マーリーの曲だということが分かりました。おいおい。
  
  
  
  
     貴乃花と高橋由伸って紙一重ですよね (10/02/02)      ファイル名に年月日をつける時に「20100202...」のように年を   4桁にする人と、「100202...」のように年を2桁にする人で分かれると思う。   どっちかというと後者(年2桁派)の方が多いんじゃないだろうか。      去年まではそれでよかった。例えば「090202...」だと最初の 09 で   「ああ、2009年のことだな」とピンとくる。ところが「100202...」と   なると急に「へ?」となってしまう。年の一の位が 0 になってしまい、   月との区別がつき難くなってしまっているのは年4桁派にも共通する問題だ。   でも「20100202...」であると、少なくとも「最初の方は年なんだな」と分かる。   ところが、いきなり「100202...」と来られると「何か数字が並んでるな」としか   思えない。地元の駅前で歌っているストリート・ミュージシャンみたいなものだ。   よくわかんないけど、とりあえず何か言ってる。      年2桁派の人は、年が明けてからその仕事のやりにくさを痛切に   感じているのではないだろうか?そして「ああ、最初から年4桁派で   いっていればよかった」と後悔しているんじゃないだろうか?      僕もそうなのです。   
     I got to get away. (10/01/31)      今日は久しぶりにのんびり。マッサージ受けて、本を買って、   スターバックスで本を読んでた。買ったのは   上橋菜穂子の「獣の奏者(T闘蛇編)」、太宰治の「晩年」の2冊。      ***      スターバックスでは読みかけの「砂漠」(伊坂幸太郎)を読了。   大学が舞台の作品なのだけれど、主人公の恋人が、毎日を生活していくことについて   「どうしたら正しいかなんてわからない」「砂漠にぽつんと放り出されて   『あとは自由に!』と言われたようなもの」と前置きした上で   「『自由演技って言われたけれど、どうすればいいんだろう』って頭を   掻き毟って、悩みながら生きていくしかないんだ、とわたしは思う」と結ぶ。      宮台真司は「終わりなき日常を生きろ」と言い、ピート・タウンゼントは   「ロックンロールは我々を苦悩から逃避させるものではない。   悩んだまま踊らせるのだ。」と言った。      僕も大学時代はこういったことを色々考えていたのだけれど、   社会に出て8年経った今思うことは、自分の生活を守る「糧」を   得ていくことは結構タイヘンである、ということである。   自由演技について考えている「隙間」がないのだ。      最近、頭の中でよく鳴るのはローリング・ストーンズの「Gotta Get Away」   「ダ〜リン」で始まるBメロ裏のギター・フレーズが   「デン、デドデドデド・・・」と馬鹿みたいに2つの音を   行ったり来たりしている。      いつかレトロなインテリアに囲まれたリビングで、この曲をゆっくりと聴きたい。   でも、まだしばらくは「結構タイヘンな」ところでやっていくのだろう。   願わくば、その中で、「Gotta Get Away」のギターのように、軽やかで心地よい形で   「デン、デドデドデド・・・」と右往左往していたい。      (いつも分かりにくくて、すみません。)            
     ノイチ (10/01/17)      半年振りに大学時代の友人であるマモル君に会う。      今日は彼が大学5年次に提出した卒論の話を聞いた。   先輩に「卒論なんて枚数揃えておけば白紙でも通るよ」と言われたマモル君。   ああそうなんだ、と安心し、締切日に担当教授に持っていった卒論は   以下のようなものだった。      ・ストレスを感じやすい現代社会、我々はもっと空白を見つめる時間が    必要ではないだろうか?との問題提起。       ↓      ・以下、50枚程度白紙。       ↓      ・このような空白の時間が現代社会では求められている、との結論。(最終ページ)         当然のごとく、教授に「ほとんど白紙じゃないか」とはねつけられたマモル君。   期限はその日の2時間後。受け取ってもらえないと、もう1年留年である。   何とか2時間で、彼の主張によると「現代社会で求められている」はずだった   空白の50枚を埋めなければならない。      まずマモル君は適当な文献を開いて、そのまま手書きで写し始めた。   頑張って書き写したが、時間が迫ってきた。いよいよ間に合わない。   そこで、彼は以降すべて原稿用紙の目を「ああああああああ」や   「いいいいいいいい」で埋め始めた。だが、やってみると原稿用紙の全ての   目を埋めなければならないので効率が悪い。      迫りくる時間を気にしながら、彼は考えた。何とか「改行」できないだろうか。   改行さえできれば次々と枚数を進められる。そこで彼は卒論でありながら   大胆な物語を導入したのだ。      「お前の名前はなんだ!」   「お前こそ名前はなんだ!」   「の!」   「一!」   「の!」   「一!」   「の!」   「一!」    ・    ・    ・    ・    ・   (以下、ずっと続く。ちなみに原文は「」とか!とかは付いていないと思われます。)         何故「の」と「一」なのかというと、手書きで1番スピードが速いとのこと。   理由が凄いが、有史以来、初のコラボレーションかもしれない。      なんとか空白のページを埋めたマモル君。彼が最終的にまとめ上げた卒論は   プログレッシブ・ロックさながらの代物だ。      ・ストレスを感じやすい現代社会、我々はもっと空白を見つめる時間が    必要ではないだろうか?との問題提起。       ↓      ・(いきなりテーマが変わって)まじめな論文。       ↓      ・(いきなり)「ああああああああ」や「いいいいいいいい」が続く。       ↓      ・(唐突に)「の」と「一」の問答。       ↓      ・このような空白の時間が現代社会では求められている、との結論。    (「このような空白」って何?)         最終的に教授には卒論を受け取ってもらったものの「これが通るとさすがに   早稲田も終わりだ」と言われ、結局彼は卒論のみを残して留年した。   だが、私は思うのだ。学生の出す卒論など、大学を卒業するために   まとめただけの差し障りのないつまらない代物だらけである。   その中で、彼の人生のリスクを鑑みない度量、切羽詰った中で生まれた   大胆な発想、そしてそこから生まれた既成の概念とは別次元の世界に在る成果物は、   その破綻も含めて、あまりにも美しく、あまりにも素晴らしい。   
     There's no place for a street fighting "banana" man. (10/01/10)      No!      ***

  僕が僕であるために 勝ち続けなきゃならない
  正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで

                              僕が僕であるために/尾崎豊
  
  たまに紀ノ国屋で食材を買う。村上春樹のダンス・ダンス・ダンスで
  主人公がレタスを買っていた高品質スーパーだ。
  
  普通のスーパーだったらグレープフルーツ1玉100円ぐらいなのに
  紀ノ国屋では400円ぐらいするものもある。高いけど好奇心から
  買ってみた。たしかに中身がしっかりしている。ただ4倍の値段に
  見合うかというと、そうでもない。(もっとお金持ちの家だったら、
  4倍払っても手に入れたい品質かもしれない。)
  ブルーベリーは高かったけど、こちらは普通のスーパーのは
  へにゃへにゃしているので、それなりに納得できた。
  
  で、バナナ。バナナもたしかに美味しかった。
  でも、僕は今まで味わったことのない繊細なバナナの味を感じながら
  笑ってしまった。バナナってもともと味の深みとか感じないところに
  アイデンティティーがあるんじゃないか?
  あと、安く叩き売られちゃうようなところとかに。
  そう、バナナがバナナであるために。
  
  食べ物でありながら、味の良さよりも優先されるべき価値を
  備えてしまったバナナ。この食べ物界のファンタジスタを
  これからも応援していきたい。
  
     目指してる、未来がちがう、ホトトギス (10/01/07)      シャープが20年ぶりに企業スローガンを変更。      (After)         (Before)         慣れ親しまれた「目の付けどころが、シャープでしょ。」には   「僕たち、そんなに特別な技術はないんだけど、ちょっとした工夫を   施すことで、みんなに喜んでもらってるんだよ、テヘ(笑)」というような   可愛らしさや謙虚さがあった。      新しいスローガン「目指してる、未来がちがう。」   これは随分と思い切ったことをしたものである。最初テレビで見た時は、   他の競合メーカへ一斉に宣戦布告をしたのかと思ったほどだ。   新年早々「お前らとはモノが違うんだよ」と。   企業側の真意はどうあれ、僕と同じように受け取った人もいたんじゃないだろうか。      ↑の見方は極端だとしても、前のスローガンと違って「言い訳を許さない覚悟」   のようなものが今回のスローガンにあることは確かだ。画像の目は同じなのに。      でも、スローガンが違うと、画像の目力も全然違うように見えるから不思議です。   
     味は向こう側 (10/01/04)            神聖かまってちゃんの「ロックンロールは鳴り止まないっ」   久しぶりにガツンときた曲だ。素晴らしい。      ***      以下、恒例の正月行脚をダラダラと書きます。      〜12月29日〜      仕事納め。会社の納会が18時に終わり、部内の忘年会に少し顔を出す。   20時から新宿でアバターを見る予定だったので19時に退席。   師走という単語が内包する意味を、ここぞとばかりに追いかける。      3Dメガネをかけてアバターを観賞。3Dはいいのだけれど、   お酒が入っていたからなのか、単純にストーリーがつまらないからなのか   分からないけれど、とにかく寝てしまった。気付いたら青い顔した宇宙人が   セックスしてた。そして後半は3Dメガネが重くて鼻が痛い。   あと、字幕も3Dになって飛び出てた。これはいいのか悪いのか。      新宿バルト9からJR新宿駅へと向かう道。漫画「GANTZ」では   破壊されてしまった風景がパノラマで広がっていて、何となく   東京に住んでるってすごいな、って思う。      帰宅。翌日の帰省の準備を気にしつつ、録画していた「かえれま10」の   続きを見る。ミスタードーナツを久しぶりに食べたいなあ、明日お昼に   吉祥寺で食べていこうかなあ、と思いつつ就寝。      〜12月30日〜      朝。案の定、準備に手間取る。ドーナツどころの騒ぎではない。   それでも吉祥寺パルコで帰省用の本を物色。佐藤友哉の「デンデラ」、   山田詠美の「学問」、三崎亜記の「刻まれない明日」、   奥田英朗の「無理」が気になった。「デンデラ」を購入。      東京駅。いつも買ってる穴子弁当が売り切れで、在庫調整の甘さに憤る。      岡山。お父さんとおじいちゃん、弟、従兄弟のT別当君とステーキハウスで食事。   「とりあえずビール」と頼んで1時間後に出てきたのが水だったり、暖房が   故障していたりとさんざんな目にあう。T別当君が「赤ワイン下さい」と   注文すると、ポッチャリ女店員は「ワインは赤と白どちらにいたしますか?」と   言いやがった。赤ワインの白!これには僕もまいったね!      食事の後はタクシーでカラオケスナックへ移動。おじいちゃんは84歳だが   75歳からカラオケが趣味になったという変り種だ。去年は南アメリカを   セスナで飛んでナスカの地上絵を直に見たらしいが、目が悪いので   よくわかんなかったという。グーグル・アースで見た方がよかったんじゃないかと思う。   何にしても色んなことを楽しくやってくれるのは孫としては嬉しいことである。      おじいちゃんやお父さん、他のお客さんが演歌や歌謡曲で年末の場末のスナックを   和ます中、我が弟が大声で「リンダリンダ」を熱唱して見事に場の雰囲気を粉砕する。   弟が歌うのを初めて聴いたのだけれど、リズム感が悪いのと、出音の音程が   低く外れているところが自分と同じなので苦笑する。      冒頭で紹介した「神聖かまってちゃん」をT別当君に教えてもらう。   ド田舎で農業を営んでいる人間が、東京のド真ん中で最先端のシステム構築に   携わっている人間に、最先端の音楽事情を教えるというこの歪んだ構図に   現代のグローバリゼーションの波を感じる。      実父母の家に帰り、就寝。               〜12月31日〜      大晦日。総じてダラダラと過ごす。読んだ本について別のブログに書きたいと   思っていたので、はてなダイアリーでページを編集する。ブログの編集が   しやすくて感動する。このサイトもはてなダイアリーに移行してしまったら   更新が楽になるのだけれど、名前が「田中くんドットコム」なんだから   どうしようもない。原罪とはこういうことを言うのだろう。      夜はT別当君も家にやって来て鴨鍋。BGMとしてTVは紅白にしていた。   木村カエラが前より歌が上手くなっていた。(曲によるのかもしれない)   久石譲の曲は面白くなかった。      たいしてインパクトのある会話もなく、散会。大晦日に意味を求めては、いけない。   電気カーペットで暖められた布団にくるまって就寝。      〜1月1日〜      おじいちゃん、おばあちゃんの家に新年の挨拶に行く。といっても   結局またたらふくお酒を飲むことになるのだが。      家から持ってきた年賀状をチェックをしていたお父さんが   「あれ、なんで小栗旬から年賀状が来てるのかなあ」とのたまいおった。   いや、それ日本全国全世帯に来てますやん。      寝坊して後から来た弟がパジャマ&寝癖で登場。その見事な寝癖っぷりから   お父さんより「亀井静香」の称号を授かる。   (ちなみに「亀井静香 寝癖」で検索すると「Yahoo!知恵袋」の    「亀井静香さんの寝ぐせはお洒落ですか?」という質問が1位でヒットする)      弟とT別当君がボーリングをするというので、ボーリング場まで付いて行く。   ゲームセンターが併設されていたので、ストリート・ファイターWを   1回プレイする。中学時代に初代ストUをよくやっていたのだけれど、   基本的な2Dシステムに変化はない。たぶん人間の能力が   付いていけないのだろう。      その後、一人で岡山駅地下のスターバックスでデンデラの続きを読む。   岡山もオシャレな人が多いけれど、東京みたいに踏み込んだ格好をしている   人は少ない。それから中国人や韓国人が前より多くなったみたいだ。   同じ東洋系の顔でも表情の動きが全然違う。言語って凄いなあ、と思う。      夜はキムチ鍋。格付けと相棒を見る。相棒面白い。思えば僕は中学時代に   はぐれ刑事純情派を見てから古畑任三郎、相棒と、ドラマの類は   ほとんど刑事モノしか見ていない。それも主人公がわりと年寄り。   相棒は長く続いてほしい。      〜1月2日〜                  15時頃、弟が車で帰る。夜中の2時に大垣で会社の先輩を拾っていくらしい。   彼はニヤっと笑って「社会人ですから(笑)」と言うのだが、その表情に   過酷な資本主義社会の軋轢を読み取ることは全くできない。      少し仕事をしようと考えていたのだけれど、「デンデラ」が佳境に入ってしまったので   読みふける。残りの滞在期間を考えるともう1冊補充しておいた方がよいので   ツタヤで山田詠美の「学問」を購入。夜に備える。      夜はローストビーフ。シャンパンやワインをわらわらと飲む。気持ちよくなって   21時にいったん横になってしまうダメっぷり。23時頃ムクムクと起きて   はてなダイアリーをいじる。仕事はどうした。      〜1月3日〜      朝。朝刊を読む。年末年始の新聞は特集が多くて面白い。年末年始だけ   新聞取ってればいいんじゃないかというぐらいの充実ぶりだ。   藤原新也氏のネット社会についての記事、パナソニック社長・大坪文雄氏の   インタビューが特に面白かった。      帰りは普通指定席が取れなかったのでグリーン席で帰る。毎回思うのだけれど   新幹線はグリーンになっても何も利点がない。無駄におしぼりを持ってくるだけだ。   おしぼりじゃなくてスープでも持ってきてほしい。JALのスープはおいしい。   借金まみれでも、おいしい。      夜。万を持して吉祥寺のミスタードーナツでテイクアウトして帰ろうと思ったら   19時閉店で買えなかった。ヘイ、ミスター、そいつはあんまりじゃないか。   仕方ないのでココイチでカレーを食べる。非日常は終わり、日常が帰ってきたのだ。   いやあ、おかえりなさい。   
     あけましておめでとうございます (10/01/01)      2010年です。2010年ということは2000年から10年経ったことに   なるわけです。10年経って思うこと。それは10年って経つんだなあ、ということです。   これがあと4〜5回続くと、たいていの人はその人生を終えるのです。                  と、いうわけで今年もがんばっていきましょう。   
     今年の10冊 (09/12/28)      今年の10冊の前に「東京メトロ 宮崎あおい 緑 コート」で   調べている過程でココに辿り着いてしまった人、すみません。   ここはただ1人のダメ人間が日常を垂れ流して   「いや、これコラムなんですよ」と言い訳しているサイトです。      ついでなんで書いときますが、件のコートは MARNI というブランドで   値段は15万4000円だそうです。サイトはココ。               いい色の服って高いですよね。当たり前のこと言います。      ***      今年の10冊はこんな感じ。いつもどおり   今年出版されたとかじゃなく、今年自分が読んだ中のベストです。      1)一瞬の風になれ/佐藤多佳子   2)ネクロポリス/恩田陸   3)1Q84/村上春樹   4)プリンセス・トヨトミ/万城目学   5)僕が愛したゴウスト/打海文三   6)トカトントン/太宰治   7)新世界より/貴志祐介   8)半島を出よ/村上龍   9)百瀬、こっちを向いて/中田永一   10)チャイルド44/トム・ロブ スミス      1)は「陸上なんて文章でどう表現するんだ」って思ってたけど   走っている時の描写がすごくよかった。青くて最高。   僕も一瞬の風になって前の会社を辞めました。   2)はスケールの大きさに圧倒され、そして紅茶が好きになる一冊。   3)は書くのも恥ずかしいけど、いいんだから仕方がない。素晴らしい。   夏に出る続編が楽しみ。4)は父親との息子の間にある微妙な   関係を言い当てた作品としては最高の一冊だと思う。5)は難しくて上手く   伝えられないけど、これがいいと思う人であれば僕と友達になりましょう。   9)は作品自体は今年のベストとかに入る出来じゃあないけど、   タイトルがよかった。(百瀬以外の苗字だとダメ。)      本屋大賞の上位作品はほとんど読んだが、7)以外にガッツンと   来たのはなかった。伊坂幸太郎の今年出た新作は全部がっかり。   今日読み終えた小川洋子の「猫を抱いて象と泳ぐ」は結構よかった。   一部では「博士の愛した数式」を超える最高傑作とか言われているけれど   それは言いすぎ。      音楽はますます聴いていなくて、何故かいまさら太田裕美の   「木綿のハンカチーフ」にハマる。歌詞ももちろんいいけど、   ベースとギターのフレーズがいい。お笑いはジャングルポケットが   よかった。食べ物は TIPTREE のジャムが美味しくていつも   買ってる。あとはヒューガルデンばっかり飲んでた。   そんな一年。            
     東京メトロのCMで宮崎あおいが着てる緑のチェックのコートが欲しい (09/12/24)      最近、家でベルギービールやらワインやらを飲むようになってしまった。   ひとりで。で、それがすごく楽しい。      だけど、こんなことも考える。人は、そもそも寂しがり屋で、一人を嫌って   家庭を築き、そして子孫を残してきたのではなかったか、と。   似たような話で、人の体が「痛み」を感じるのは、体の異常をきちんと   自分自身に知らせるためである、という話を聞いたことがある。      種の保存、生命の維持のために、体内に埋め込まれたプログラム。   前者について、僕の中の「それ」はどうなっているのか。         メリークリスマス。            
     パナソニックのCMに出てる森高千里の口元が、福島瑞穂と似てる (09/12/17)      鳩山首相の基地移設問題先送りについて、昨日のニュースで   放映された宜野湾市市民のコメント。         「なんかー、ぽにょぽにょしすぎっていうかー、揺れすぎっていうかー」         ぽにょぽにょ。   
     亀田誠治が情熱大陸でヘルシア緑茶飲んでましたが、うん、そうか、って感じですよね (09/12/07)               加湿器の季節です。もくもく。         ***      石川遼が賞金王。ここ最近、ゴルフ人気も上がってきて   賞金王という言葉もよく聞くようになったけれど   そもそも「賞金王」ってすごくないか。自分は野球ファンだから   余計にそう思うのかもしれないけれど、ホームラン王とか最多勝じゃなく、   純粋に稼いだお金でタイトルが決まるというのが、頭では分かっていも   どうしてもえげつない気がしてしまうのだ。      急激な近代化(西欧化)が引き起こした数々の軋轢の中の一つが、   今も一人の日本人の中で生き続けている、そんな話です。   
     12月ですよ、田中くん (09/12/02)      吉祥寺の「まざあぐうす」で晩御飯。      隣に女の子2人組みが向かい合って座っていたのだけれど   大柄な女の子が小柄な女の子に向かって説教していた。      「あなたプランがないのよ!だからダメなのよ!    ノープラン、ノービジョン、ノーライフよ!」      ものすごく伝わりにくいと思うけど、彼女の「ノーライフ」は   タワーレコードのキャッチコピーである「No Music No Life   (音楽なしじゃ生きられない)」的な意味合いではなく      「計画性もないし、ビジョンもないし、あんたの生活ってホント、ダメ」      という感じで言っていた。      上手くは言えないけれど、すごく突き抜けてると思う。               
     さらば青春の光 (09/11/30)      土日はプールで泳いでいる。泳ぐと腕とか足とかにも   多少筋肉が付いて、体にラインができるから嬉しい。      今は「泳ぐ」ことが日々のエクセサイズとして定着できたのだけれど   ここに辿り着くまでには長い道のりがあった。ランニングしたり   ビリーズブートキャンプやったり。      安定したエクセサイズをできないでいる自分に光を当ててくれたのは   当時のお客さんであるHさんだった。半年ぐらい前にデニーズで   ご飯を一緒に食べた時に、ひょんなことからゲームの話になったので      「(世間で流行っている)『モンスターハンター』ってやります?」      と聞いてみたら、Hさんから「まったくやらない、というか理解できない」との   返答が。続けて      「なんの目的もなしにモンスターをやっつけることの意義がわからない」      と言い放った。         走ったり、腕立てや腹筋をするのは、体脂肪を減らしたり筋肉をつけたり   という目的はあるとは思う。ただし、その目的はモンスターハンター的な   カテゴリーの中に収まってしまっているように思う。      一方、反モンスターハンター的である運動は、例えばバットの素振り、   ドラムの練習、カラオケ。それぞれ行為自体に喜びがあったり   その先に明確な目的があったりする。そして、そのついでに   カロリーを消費できる。      泳ぐという行為にも、そのこと自体に喜びがある。そういう意味で   水泳も反モンスターハンター的であると言えるのだ。   だから僕は泳ぎ続けることが出来る。      ***      今日、プールで、平泳ぎの息継ぎのタイミングで毎回笑っている   人を見た。人の振り見て我が振り直せ、と言いますが、   僕は平泳ぎの息継ぎの時、なるべく神妙な顔をしようと思う。      ***      もう1ヶ月が経つのだけれど、転職をした。      最初の1〜2日は円満退社を目指したのだけれど   結局、罵声と怒号の飛び交う中、退職届も社長に   受理されなかったので事務に渡して辞めた。      前の会社はプロパーが主力に育った時に辞めていくという   システムだった。これはエントロピーの法則に則っている。   あるステージの中で高い熱を帯びた人間が、社会の中で   より高いステージを見つけ、その中で再び均一化されていくのだ。         ああ、冷めていく、わたし。               
     ご無沙汰しております (09/08/25)      普通に生活しています。Wii のない生活。      ***

  「学校はやめたわ 今は働いているわ
  長いスカートひきずてった のんびり気分じゃないわね
  少し酔ったみたいね しゃべり過ぎてしまったわ
  けど 金がすべてじゃないなんて きれいには言えないわ」

                                ダンスホール/尾崎豊
  
  浪人の時、通っていた予備校の世界史の先生。
  
  30前半のあまり存在感のない人だったが、丁寧な語り口調と
  ホワイトフレームの眼鏡が似合っていて、わりと好きだった。
  
  1年間ほとんど交流はなかったのだけれど、最後の授業で
  「世界史上の人物で誰が一番好きですか?」と訊いてみた。
  
  さあ、誰だ。アインシュタインか、孫文か。
  そんなことを考えていた僕に、先生は予想外のことを言った。
  
  「うーん、まあその時々で上手くやった貴族とかがやっぱ
   1番美味しい思いしたんじゃないかなあ」
  
  
  な ん だ そ れ は。
  
  
  仮にも世界史で生計を立てている人間の吐く言葉か。
  その時は、本当にショックというか残念というか、そんな気持ちしか
  沸いてこなかった。
  
  ***
  
  あれから10年、あの時の彼と同じぐらいの年頃になった。
  今でも「その回答はないだろう」という思いはある。
  
  ただ、そういうことを、あの時ほどは綺麗には言えない。
  
  
  
  

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